『レクサスRX』のおすすめグレード、乗り出し価格、選び方をわかりやすく解説!

レクサスRX lexus rx

2022年11月にフルモデルチェンジ、2025年2月に年次改良されたLEXUS RXの魅力、グレードの選び方、乗り出し価格までわかりやすく解説していきます。

最新の年次改良はこちらの記事で解説していますので、気になる方は先にチェックしておくと良いでしょう。

レクサスRXとは

トヨタ自動車株式会社より引用

レクサスRXはレクサスブランドの中で北米トップセラーのモデルとなっています。5代目のレクサスRXは従来のキープコンセプトのイメージを刷新するために、『スピンドルボディ』のデザイン言語が採用されています。

RXの車名は『Radiant Crossover(光輝くクロスオーバー)』に由来しており、レクサスのモノコックボディ構造のSUVでは最上位に位置する車種です。レクサスのSUVファミリーの中で最も高い静粛性・快適性能が保証されているモデルといえますです。

NXやハリアー・RAV4で採用されているトヨタ自動車で完成度の高いTNGA-Kプラットフォームをベースとしつつ、国内のモノコック構造のSUVとして最上位のパフォーマンスを実現するために、リアサスペンションをダブルウィッシュボーンから5リンクのマルチリンク式に変更しています。

トヨタ自動車株式会社より引用

さらに、軽量化と剛性感を両立させる2.0GPa級ホットスタンプ材を当時世界で初めて採用し、パフォーマンスダンパーを搭載するなど最上位のSUVに相応しい乗り心地を実現しています。

今回のレクサスRXは、レクサス新採用のパワートレインとして2.4LターボハイブリッドシステムとeAxleを組み合わせたDIRECT4をRX500h F SPORT Performanceに搭載しています。

トヨタ自動車株式会社より引用

他にもプラグインハイブリッドのRX450h+、NXのハイブリッドモデルからバッテリー形式を電気の出し入れが『バイポーラ型』に変更したRX350hを採用新世代のハイブリッドが搭載されたRX350h、2.4Lの力強いターボが採用されたRX350 F Sport / version Lが採用されています。

今回は所有欲と走る楽しみが満たされる、モノコックボディの国産SUV王者であるRXの選び方についてわかりやすく解説していきます。

レクサスRXはこんな方におすすめ

レクサスRXは多くのプレミアムブランドがひしめく激戦区であるDセグメントに属しています。ランドローバーヴェラール、Volvo XC60、メルセデスGLEやBMW X5など魅力あふれるクルマが存在しています。そのような競合車種が多い中、レクサスRXはどのような方におすすめなのでしょうか。以下のような条件に当てはまる方は、レクサスのRXを購入リストのトップに追加すると良いでしょう。その理由についてこれから説明していきます。

  • すでにレクサスブランドの車種を所有している方
  • 快適な乗り心地と走る楽しさを両立するSUVを求めている方
  • ディーラーでプレミアムブランドのおもてなしを受けたい方
  • 他の人から注目されるSUVで所有欲を満たしたい方
  • コストパフォーマンスの良いプレミアムブランドを求める方

レクサスRXの外装・内装デザイン

レクサスRXの外装デザイン

トヨタ自動車株式会社から引用
トヨタ自動車株式会社より引用

レクサスRXの外装デザインの特徴は大きく3つあります。

1つ目はRXの伝統である『Dピラー形状で実現するフローティングルーフ』。2つ目は『新採用されたスピンドルボディ』、『一体感のあるリア一文字型のテールランプ』と言えるでしょう。

特に今回は大型化されたボディと新デザインで伸びやかで美しいデザインが特徴といえます。スピンドルボディが発表された際には否定的な意見が多く集まりましたが、実際に車を見てみるとバランスが取れており『前の世代とは違う』所有欲を満たされるデザインとなっています。

レクサスRXの内装デザイン

トヨタ自動車株式会社から引用

今回のレクサスRXでは、レクサスNXにも搭載されたドライバーとクルマが直感的につながるコクピット思想の『Tazuna Concept(タヅナコンセプト)』が採用されています。

日本導入から長い年月を経たレクサスの内装は熟成されてきており、ドライバーを中心としたドライビングポジションと、運転席側よりに表示される14インチのディスプレイ、運転に集中できるヘッドアップディスプレイが用意されており、欧州のプレミアムブランドにも引けを取らない内装デザインになっています。

また、2025年2月の年次改良では、すべてのレクサスRXのモデルにフル液晶モニター採用とインテリアイルミパッケージの改良(光量アップ、センターコンソール部分へのイルミネーション追加)が実施され、目に見える部分での先進感・高級感がアップしています。

トヨタ自動車株式会社から引用
トヨタ自動車株式会社から引用



さらに、パワーイージーアクセスと呼ばれる、乗車・降車時にシートとステアリングが自動的に後退してくれるので大柄な人でもスムーズな乗り降りができるのも、レクサスならではのおもてなし機能といえるでしょう。

最後に、近年のレクサスブランドに共通するの内装で特徴的なのはe-ラッチシステムと呼ばれるドアハンドルです。通常のドアハンドルとは異なり、ボタン形式になっており軽くタッチするだけでドアが開きます。

一度試すと通常のドアハンドルはドアを開けるのに、ラッチを手前に引きながらドアを外側に押し出すという動作が人間工学的に間違っていることを証明してくれる便利さが感じられます。

また、e-ラッチはブラインドスポットモニターと連携して後方の状況を監視しており、ドアを開けて歩行者や自転車と接触しそうな場合は、アラートとドアが開かないという安全機能が搭載されているため、うっかりと加害者になってしまうリスクを下げてくれる点も特徴です。

トヨタ自動車から引用

レクサスRXのサイズ

レクサスRXはTNGA-Kプラットフォームをベースとしていますが、専用のボディ設計を採用しているため、ホイールベースはレクサスNXやトヨタハリアーよりも140mm拡大しています。同じTNGA-KプラットフォームのSUVの中で全長の長い順に並べるとRX>ハリアー>NX>RAV4という順番になります。

またレクサスRXは北米市場の販売が強い車のため、横幅も北米市場を重視したサイズ感となっており日本の都市圏ではやや扱いにくい1,920mmとなっている点は注意が必要です。(コインパーキングでは最大全幅が1,900mm設定が多いため、普段の移動先で問題なく駐車できるかは確認すべきでしょう)

とはいえ、拡大されたホイールベースと全幅により、伸びやかなデザインと高い走行安定性が実現できていることを考えると、サイズと乗り心地はややトレードオフといえます。

  • 全長:4,890mm(前モデルから変更なし)
  • 全幅:1,920mm(前モデルから+25mm)
  • 全高:ハイブリッドモデル1,700mm、ガソリンモデル1705mm(前モデルから-5〜10mm)
  • ホイールベース:2,850mm(前モデルから+60mm)
  • 重量:1,870kg〜2,160kg(前モデルから-20kg程度)
    • レクサスRXは前モデルよりもボディサイズが拡大されており、またRXとしては初採用のPHEVパワートレインがあるためPHEVモデルだけみると重いように見えますが、確実に軽量化がなされています。ハイブリッドモデルを中心にレクサスRXは、車両重量が2トンを超えており、一部の駐車場では車重制限を超過する可能性がありますので注意が必要です。

レクサスRXのグレード

レクサスRXは大きく4つのパワートレインでグレードが構成されています。
忙しい方向けに、先に結論を書くと以下のような選び方をすると良いでしょう。

  • コスパ良く乗りたい方はRX350 F Sport
  • モーターによる滑らかで先進的な走りを重視したい方はRX450h+
  • 燃費・ドライバビリティ・コストのバランスを重視する人はRX350h
  • 走る喜び、最上位グレードを重視する方はRX500h
  • リセールの観点では、RX350 FまたはRX350h FFモデルを選んでおくと良いでしょう

具体的なメリット・デメリット、それを踏まえた選び方が気になる人に向けて、詳細の検討軸について説明をしていきます。

グレードの選び方の軸①『ラグジュアリーモデルとスポーツモデル(version L、F SPORT)』


画像はRX version L 内装色ヘーゼル トヨタ自動車株式会社から引用

画像はRX F SPORT 内装色レッド トヨタ自動車株式会社から引用

レクサスの全般的なグレード構成は3つとなっており、標準モデル、パフォーマンスダンパーやサスペンションをチューニングしたF SPORT、乗り心地や上質感を重視したversion Lとなっています。ただし、レクサスRXにおいては上位SUVのためversion LとF SPORTに加えて、F SPORT Performanceとなっており、標準モデルはありません。

NXなどではF SPORTとversion Lの機能が明確に差別化されていますが、RXにおいてはversion L / F SPORT系しかないグレードがあるためグレード間での装備の違いがほぼありません。

1点走行機能での違いとしては、25年2月の年次改良モデルからは、『DRS(後輪操舵システム)』と『NAVI・AI-AVS(減衰力が独立で電子制御するサスペンション)』がRX500h、RX450h+、RX350h AWDモデルに採用されています。

この機能により高速道路でのコーナーリングの安定性や、最小回転半径が5.4mと小回りが効く(NXよりも小回りが効く)ようになり走る楽しみと日本国内での取り回しの良さを実現しています。


 トヨタ自動車株式会社から引用




※DRS:後輪操舵システム。低速域では後輪が逆位相(前輪と逆の向き)に動くため、小回りが効くようになります。また高速域では後輪が同位相(前輪と同じ向き)に動きスムーズな車線移動を実現します。


※NAVI・AI-AVS:ナビデータをもとに、カーブなどでサスペンションの減衰力を最適化するため、走行安定性や乗り心地の改善に効果を発揮します

グレード主な特徴
RX version L
(ラグジュアリーモデル)
・version Lエクステリア(フロントグリル)
・専用21インチアルミホイール
・パフォーマンスダンパー+NAVI・AI-AVS+DRS(AWDのみ)
RX F SPORT
(スポーツモデル)
・F SPORT専用エクステリア(フロントグリルがメッシュ)
・フロント対向6ピストンキャリパー
・専用21インチアルミホイール
・パフォーマンスダンパー+NAVI・AI-AVS
RX F SPORT Performance
(最上位のスポーツモデル)
・F SPORT専用エクステリア
(フロントグリルがメッシュ+モールのブラック塗装)
・フロント対向6ピストンキャリパー
・専用21インチアルミホイール+ランフラットタイヤ
・パフォーマンスダンパー+NAVI・AI-AVS+DRS
レクサスRXのグレード表

グレードの選び方の軸②『パワートレイン(ガソリンターボ、HV、PHEV、DIRECT4)』

エンジン種別特徴スペック
RX 350
2.4L ターボ
エンジン
・新開発の2.4lターボエンジンで力強い走りを実現
・遮音材が最適化されており、NX350 Fよりもやや静か
・出力:205kw/rpm(279馬力)
・トルク:430N・m/rpm
・車両重量:1870kg〜
・WLTC燃費:11.2〜11.8km/ℓ
RX 350h
ハイブリッド
・熟成されたTHS2ハイブリッドによる滑らかで上質な走りを実現
・バイポーラ型のニッケル水素バッテリーを採用しており、
電気の出し入れが早くなり走行性能と燃費性能を高い次元で両立
(NX350hとエンジン、モーターは同じですがバッテリーがリチウムイオンのモノポーラ型から変更となり差別化されています)
・エンジン出力:140kw/rpm(190馬力)
・モータ出力:134kw/rpm(182馬力)
・エンジントルク:243N・m/rpm
・モータートルク:270N・m/rpm
・車両重量:1,940kg〜
・WLTC燃費:18.7km/ℓ-20.2km/
RX 450h+
PHEV
・18.1kWhの大容量バッテリーを搭載しており、カタログスペックで80km以上のモータ走行が可能で、電動車の先進性のある走りと静かさを体感できる・エンジン出力:136kw/rpm(185馬力)
・フロントモータ出力:134kw/rpm(182馬力)
・リアモーター出力:40kw/rpm(54馬力)
・エンジントルク:228N・m/rpm
・モータートルク:270N・m/rpm
・リアモータートルク:121N・m/rpm
・車両重量:2,160kg〜
・WLTC燃費:18.8km/ℓ
RX500h
DIRECT4
・2.4Lターボエンジン、フロントモーターとリアにeAxleを採用した走りを重視したパフォーマンスモデル
・電気の出し入れが早いニッケル水素のバイポーラー型バッテリーを採用
・エンジン出力:202kw/rpm(275馬力)
・フロントモータ出力:64kw/rpm(87馬力)
・リアモーター出力:76kw/rpm(103馬力)
・エンジントルク:460N・m/rpm
・モータートルク:292N・m/rpm
・リアモータートルク:169N・m/rpm
・車両重量:2,100kg〜
・WLTC燃費:14.4km/ℓ
レクサスRXのパワートレイン種別

レクサスRXは多様なパワートレインを用意しているレクサスの新世代SUVです。今回はRX500h F SPORT Performanceに新採用のDIRECT 4が搭載されています。

2.4LターボエンジンはBMWのMを思わせるようなパワフルな加速が楽しめます。また、RX450h+についてはメーカーカタログで80km以上モーターのみで走行が可能なため、自宅に給電設備がある方にとっては先進的な電動車の走行感を味わえるのでおすすめです。
(住んでいるエリアによっては、申請することで数十万円以上の補助金が戻ってきます)

レクサスは電動化で遅れているイメージがありますが、実はそうではなく電動車よりも高度な制御が必要とされるハイブリッドで量産しているため高い電動化技術をもっています。モータ走行の比率が高いRX450h+に乗るとテスラのような滑らかさを感じることができるでしょう。

またRX500hではハイブリッドモデルながら6ATを搭載しており、ガソリン車のような加速感を楽しめるスポーツモデルとなっています。走りに振り切ったモデルのため、従来型のハイブリッドのような電子制御式CVTの滑らかさや燃費は期待しない方が良い点は注意が必要です。

※6ATという言葉だけ聞くとコストダウン感がありますが、エンジン・モーターのパフォーマンス、限られたスペースでの搭載を考えると最善の組み合わせといえます。


レクサスブランドを持つトヨタはすでに20年以上、THSと呼ばれるハイブリッドシステムを開発してきましたが、今回のRXではエンジン・モーター・eAxleと多段ATを採用したDIRECT4というパワートレインを用意してきました。燃費や滑らかさでは劣るものの、従来のエンジン車のような心踊る加速感+モーターによるトルクフルな出足などを走りの質は確実に高まってきています。

グレードの選び方の軸③『2WDまたは4WD』

駆動種別特徴
2WD
(RX350h Version L)
・重量が軽いので軽快感のある走り
電子制御フルタイムAWD
(RX350F、versionL)
・前後75:25〜50:50までのトルク配分
・センサーとカメラで低μ路を検知してトルクコントロール
・フルタイムで発進時やコーナリングの安定性を向上
E-Four
(RX350h AWD, RX450h+)
・前後100:0〜20:80までのトルク配分
・前輪のハイブリットと後輪のモーターを協調させてトルクコントロール
・環境性能と走行性能のバランス型のAWDモデル
・25年モデルからはDRS(後輪駆動)採用
DIRECT4
(RX500h)
・前後100:0〜20:80までのトルク配分
・走行環境に応じて40:60または60:40のトルク配分の積極的な活用
・高出力モーター、eAxleの採用で走行性能が最も高いAWDモデル
・初期モデルからDRS(後輪駆動)採用
レクサスRXの駆動種別

レクサスRXでは、複数の駆動モデルを用意していることが特徴です。特にAWDはガソリンモデルで1種類、ハイブリッド/PHEVのモデルで1種類、DIRECT4の1種類の合計3種類も用意されています。

レクサスのハイブリッドモデルのAWDも熟成されてきているため、日本国内の一般的な冬のドライブ利用ではどのモデルを選んでも安心です。もし、かなり深い雪や凍結路に一番強いのはRX350 AWDの電子制御フルタイムAWDなので、本格的な雪国エリアにお住まいの方でRXを購入する場合は、RX350 AWDモデルのF SPORTまたはversionLを選ぶと良いでしょう。

レクサスRXの安全装備・先進機能

レクサスのRXはミリ波レーダーと単眼カメラ、ドライバー監視システムを組み合わせたLexus Safety System+と呼ばれる安全装備を採用しています。

また今回のレクサスの目玉は、新設定されたPDA(プロアクティブドライビングアシスト)で、歩行者の飛び出しや右左折・カーブの際のスピードの出し過ぎによるリスクを検知し、自然にハンドルや速度を調整してくれる機能となっています。

トヨタ自動車株式会社から引用
安全装備・先進装備概要
プリクラッシュセーフティー・昼夜の歩行者、自転車、昼間の二輪車を検知し衝突回避を支援
・交差点の出会い頭や右左折の際の衝突についても回避する機能付き
フロントクロストラフィックアラート(FCTA)・交差点の死角から接近する車両を検知して、ヘッドアップディスプレイやブザーなどで警告
レーンディパーチャーアラート
(LDA)
・車線逸脱の可能性がある際に、ヘッドアップディスプレイ、メーター、ステアリングの振動などでユーザーに警告し、ハンドリング操作を支援
レーントレーシングアシスト
(LTA)
レーダークルーズコントロールの際に、車線中央を走行できるようにステアリングの操作を支持
レーンチェンジアシスト
(LCA)
・自動車専用道路で、LTA作動中にウインカーを出すとシステムが周囲の車両を検知しながら自動で車線変更を実行
ロードサインアシスト
(RSA)
・速度制限や一時停止などの標識をカメラが検知し、メーター内に表示する機能
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)・進化した前方認識範囲で、従来のストップゴーの対応だけではなく、全車の割り込み時やカーブの際の滑らかな速度抑止などを追加。また、ウィンカーと連動した追い越しや車線変更支援も搭載。
発信遅れ告知機能
(TMN)
・信号待ちなどで前の車の発進や青信号の表示に気づかなかった場合、メーターとブザーでお知らせする機能
ドライバー異常時対応システム・レーンとレーシングアシスト中にドライバーの無操作が継続した場合、ホーンなどで異常を社外に伝えながら減速・停止してくれる機能
アダプティブハイビームシステム(AHS)・片側11個のLEDを制御し、照射と遮光することで夜間の照射範囲を最適化
・右左折時に先の状況をわかりやすく照らす、コーナリングランプ付き
プロアクティブドライビングアシスト(PDA)・歩行者や車両、カーブなど走行位置や速度による衝突リスクを検知し、自然な形で減速支援やハンドリングの支援をする機能
・ウィンカーとアクセルオフで右左折をする際に、システムが自動で滑らかな減速を行い、右左折のリスクを低減
Lexus Teammate
Advanced Drive
渋滞時支援
・自動車専用道路をレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)、およびレーントレーシングアシストを作動させての運転中、渋滞(0-40km/h)になるとドライバーが周囲の監視をしているなど一定の条件を満たしていると、ハンズオフでの走行が可能
セカンダリーコリジョンブレーキ・自車が停車中、ブラインドスポットモニターの後側方ミリ波レーダーで後方車両を検知し、追突される可能性が高い場合、自車のブレーキを作動させて2次衝突被害の回避に寄与
ブレードスキャン® アダプティブ ハイビームシステム・夜間の視認性を高めるブレードスキャン®アダプティブハイビームシステム。高速回転するブレードミラーにLEDの光を反射させ、細かな制御をすることで照射エリアと遮光エリアをきめ細かく調整可能
【オプション】Lexus Teammate Advanced Park
・並列バック駐車、縦列駐車・出庫、区画線のない駐車(メモリー機能)に加えて、並列シーンでの前向き駐車、バック出庫、前向き出庫が可能
・側面センサーが追加されているため、駐車場での死角の衝突リスクを抑える機能付き
レクサスRXの安全装備一覧
ブレードスキャン
アダプティブハイビーム
トヨタ自動車株式会社から引用
Lexus Teammate
Advanced Park
(リモート機能付)
アドバンストパーク
トヨタ自動車株式会社から引用

安全装備はあくまでもドライバーの支援を目的としているため、機能には限界がありますので機能に頼った運転はしないようにしましょう。(参考:レクサスSafete System+

以上のように、レクサスRXでは前モデルよりもセーフティ機能を大幅に進化しており、プロアクティブドライビングアシストなど運転が上手くなったように感じる支援なども多数標準装備されていることが特徴です。



この安全機能・先進機能については国内では最も先進的なシステムのうちの一つで、Volvo、メルセデス、BMWなどのプレミアム外車ブランドよりも同等かそれ以上の技術となりますので、長距離運転時の疲れを軽減したい方におすすめです。

レクサスRXの走行性能

DIREC4
RX500h
eAxle
トヨタ自動車株式会社から引用

レクサスRXはレクサスNXやトヨタRAV4・ハリアーなどでも使われているトヨタ自動車のTNGA-Kプラットフォームをベースに改良されています。今回はリヤのサスペンション形式がダブルウィッシュボーンから5リンク式のマルチリンクに変更されたり、ホイールベースが160mm延長されたりしているため専用設計に力を入れています。

量産効果があり素性の良いKプラットフォームをベースにすることで、車両原価にメリハリがつき、通常の自動車メーカーでは実現できない価格でクオリティの高いクルマを作ることができます。レクサスの強みはトヨタとの共通化とレクサス独自設計のメリハリによって高い信頼性と上質さがコストパフォーマンスよく実現できることと言えるでしょう。

また、エンジン・フロントモーター・eAxle・6ATを組み合わせた驚異的な加速感のDIRECT4、バイポーラ型のニッケル水素バッテリーを採用したハイブリッドモデルなど、NXからパワートレインも差別化されています。
レクサスRXに乗ると、NXよりも上質な質感をとても感じることができるので、気になる方は乗り比べをすると体感できるはずです。

ハブボルト締結
トヨタ自動車株式会社から引用

また、レクサスRXの隠れた特徴としてはホイールに『ハブボルト締結』を採用していることです。
車の足回りでは、ホイールと本体を接続するハブで構成されています。

ハブボルト締結のメリットとしては『ホイールとハブの圧着面積が大きくなり、従来のナット圧着よりも遊びが少なく駆動力がホイールに伝わること』です。

欧州車のプレミアムブランドではハブボルト締結が採用されており、レクサスも走りの良さにこだわるプレミアムブランドとして舵を切ったと言えるでしょう。

(デメリットとしてはタイヤの取り外しの整備性の手間がかかることなのですが、プレミアムブランドはユーザーが自身でタイヤ交換することは少なくディーラーに任せる方がほとんどです。レクサスとしては自社のディーラーの整備コスト削減よりユーザーの走りの良さを重視している姿勢ともいえます)

レクサスRXのおすすめオプション

レクサスNXを購入するにあたって、おすすめのオプションを紹介します。
安全性・快適性・リセールバリューにも良い影響がでる場合もありますので購入前にチェックしてみてください。

ムーンルーフまたはパノラマルーフ

トヨタ自動車株式会社から引用

レクサスRXにも他モデルと同様にムーンルーフまたはパノラマルーフをメーカーオプションで用意しています。ムーンルーフは全席上部のガラスルーフ、パノラマルーフは前席から後部座席までのガラスルーフです。

車内の明るさ・開放感・換気がしやすいという機能性だけではなく、リセールバリューとしても購入金額同等で評価されるケースが多いため、購入資金に余裕のある方は必須のオプションです。

パノラマルーフは約21万円(装着必須のルーフレール費用込み)、ムーンルーフは約11万円という価格設定です。リセールを重視されるのであればムーンルーフの方が投資対効果は高いといえます。

デジタルインナーミラー

トヨタ自動車株式会社から引用

おすすめオプションの2つ目はデジタルインナーミラーです。これは後部ガラス部分に設置されたカメラで撮影した映像をインナーミラー(バックミラー)に投影することで、従来のミラーでは写せなかった後方の死角を少なくするメリットがあります。

最初は慣れ親しんだミラーと見え方が違うため、気持ち悪いというレビューをされる方も多いですが1ヶ月ほど運転すれば慣れますし車線変更などの際に死角が減るので確実に運転がしやすくなります。
(それでも慣れない場合や、後部座席の子供の顔をチェックしたい場合はミラーモードにも変更ができます)

約4.4万円のメーカーオプションでリセールの際の評価も期待されるため、つけておくことをおすすめします。

パフォーマンスダンパー

ヤマハ発動機株式会社から引用

パフォーマンスダンパーは乗り心地とドライバビリティを高めるディーラーオプションで、約20万円で用意されています。効果を体感しやすいので購入資金に余裕がある人にはおすすめです。
(ただし、パフォーマンスダンパーは個人間売買でない限りリセールには全く影響しないオプションになることに注意が必要です)

パフォーマンスダンパーとはヤマハ発動機が開発したオイルダンパーでボディに発生する微振動を吸収することで上質な乗り心地やカーブや高速道路などのジョイントを走行する際の安定性にも寄与します。

鈍感な筆者でも感じられる効果がありますが、気になるものの眉唾で不安という方はディーラーオプションなので半年点検などの際に取り付けして違いを比べてみると満足度が高くなると思います。

参考記事:【体験記】パフォーマンスダンパーの実感できる効果とは?

レクサスRXの乗り出し価格

RX350h version L(2WD)の乗り出し価格

トヨタ自動車株式会社から引用

レクサスRXの下位グレードの乗り出し価格は703万円となります。オプションを全くつけない状態ですが、リセールと快適性のバランスを考えるとメーカーオプションである『ムーンルーフ』、『デジタルインナーミラー』、『ドライブレコーダー』、『レクサスチームメイト』を追加すると良いでしょう。すべてつける場合25-40万円程度のプラスです。

上記の見積もりにはフロアマット(約10万円)、ボディーコーティング(15-20万円)などは追加されていません。理由としてこの2つのディーラーオプションは比較的高額のためです。この2つについては社外品を自分で購入することで10-20万円程度コスト削減ができます。

面倒なことは全てディーラーに任せて手間をなくしたい、レクサスエンブレムのついたフロアマットが欲しいという方以外は、社外品を検討することをおすすめします。
(レクサスは基本的に値引きをしないため、購入資金に制約のある方にはおすすめの方法です)

RX350 F SPORT(AWD)の乗り出し価格

トヨタ自動車株式会社から引用

レクサスハイブリッドの上質な乗り心地、スポーティーなハンドリング、リセールの3観点で最もよくバランスが取れているレクサスRX350 F SPORTにメーカーオプションである『ムーンルーフ』、『レクサスチームメイト』、『デジタルインナーミラー』、『ドライブレコーダー』を追加した見積もりです。RX350 F SPORTの乗り出しとしては774万円でみておくと良いでしょう。

上記の見積もりにはフロアマット(約10万円)、ボディーコーティング(15-20万円)などは追加されていません。理由としてこの2つのディーラーオプションは比較的高額のためです。この2つについては社外品を自分で購入することで10-20万円程度コスト削減ができます。

私はRX 350 F SPORTとRX350 F SPORTの両方に試乗しましたが、RX350 F SPORTでは静粛性が強化されており、NXよりも静かな印象を受けます。RXでは車両重量の増加はやや感じますが、さほどNXとの車重の違いは感じないためスポーティーなエンジン車の魅力を味わいたい方にはおすすめです。

また、RX350 F SPORTはリセールも良いので短期間での乗り換えをしたい方にも良いグレードと言えるでしょう。

RX350h version L(2WD)の乗り出し価格

トヨタ自動車株式会社から引用


通常のハイブリッドモデルのRX350 version Lの乗り出し価格は794万円となっています。こちらもリセールが良いモデルとなっていますので、燃費性能・滑らかな加速を重視する方にとっては良いグレードとなります。

※上記見積もりにはフロアマット(約10万円)、ボディーコーティング(15-20万円)などは追加されていません。理由としてこの2つのディーラーオプションは高額なので、社外品を自分で購入すれば10-20万円程度コスト削減ができます。

RX350h version L(4WD)の乗り出し価格

トヨタ自動車株式会社から引用

レクサスRXシリーズでパフォーマンスと価格の最もバランスが良いモデルはRX 350h AWDモデルと言えるでしょう。電磁制御可変サスペンションのNAVI-AI-AVSに加えて、25年の年次改良から小回りが効くDRSが採用されており、RXの唯一のデメリットである都内で扱いにくいサイズという課題をクリアしてくれます。

年次改良で20万円程度値上げとなっていますが、DRS、フル液晶、後部座席遮音ガラスなどが追加されていることを考えるとコスパの良い改良・価格改定といえます。RX350h version Lの乗り出し価格は847万円で見ておくと良いでしょう。

RX450h+ version L(4WD)の乗り出し価格

トヨタ自動車株式会社から引用

RX450h+はプラグインハイブリッドシステムが搭載された、最も電気自動車に近い先進的なフィーリングのモデルです。RX450h+にはデジタルインナーミラーとドライブレコーダーが標準搭載されています。こちらも年次改良でDRS・後部座席遮音ガラス・フル液晶メーターが付いて+20万円前後となっているため、RX450h+ version Lの乗り出し価格は912万円となっています。
(なお、RX450h+ version Lは全て4WDのグレード設定となっています。)

イメージとしてはレクサスRX350h version L AWDよりも80万円ほど高い価格となります。
またバッテリーの重量が重く標準モデルで2トンを超えているため立体駐車場では車重制限に引っかかる可能性もあるため注意が必要です。

ただし、自宅への給電機能や再生エネルギー電力など諸条件はありますが、直近のZEV車両購入補助金を勘案するとRX 350h AWDよりも総額が安くなる可能性があるので、ZEV車両購入補助金の上乗せ対象になる方は、RX350h AWDのモデルよりもこちらを選ぶのもありでしょう。

ただし、ZEV車両購入補助金は4年間未満の売却だと一部返金が必要だったり、リセールバリューが若干悪くなる可能性があるのでリセールバリュー重視の方は注意が必要です。

RX500h F SPORT Performance(4WD)の乗り出し価格

トヨタ自動車株式会社から引用

RX500h F SPORT Performanceはレクサスブランドとして初となるエンジン+フロントモーター+eAxle+多段ATの走りの質を重視したハイブリッドモデルです。

最上位グレードということもあり、こちらにもデジタルインナーミラー・ドライブレコーダーは標準搭載されています。こちらのモデルには発売当初よりDRSがすでに付いており、25年の年次改良では後部座席遮音ガラスとフル液晶メーターの追加による値上げが6万円前後あるため、乗り出し価格は951万円で見ておくと良いでしょう


RX500h F SPORT Performanceにも試乗しましたが、前モデルの6気筒ハイブリッドを上回る加速性能には驚かされます。前モデルのRX450hからの乗り換えでも十分に満足できると断言できます。

ただし、走りに振り切ったハイブリッドパワートレインのため、ハイオクで実燃費10km前後、多段ATによる変速ショックがあることには注意が必要です。多段AT搭載としては十分に滑らかで燃費が良いのですが、レクサスの通常のハイブリッドから乗り換えるとややギクシャク感や燃費の悪さを感じてしまうリスクがあります。

ただ、お金に余裕があり、大排気量のエンジン車や欧州のマイルドハイブリッド車両から乗り換える方にとっては全く違和感がなく、高いパフォーマンスに満足することは間違いありません。

レクサスRXの最新納期

レクサスRXは年次改良が控えており、公式にはオーダーストップとなっています。正式な受注開始は2025年1月下旬を予定しています。先行発注ができた方は2025年3月-4月ごろ納車の予定ですが、1月に一般枠で発注した方は25年7-9月納車で半年以上待つ見込みとなります。

また、最新情報ではリセールの観点からオーダーが集中したRX350 F SPORTなどのガソリンモデルで9月までの枠が埋まってしまっている店舗もあるようです。早くRXに乗りたい方はハイブリッドモデルを選択すると良いでしょう。

なお普通車の場合、相当に早く乗りたいという事情がない場合は、12月納車より翌年1月納車の方がメリットがあるので先行発注できた方はラッキーと言えるでしょう。というのも中古車では年式が重視されるポイントなので、たった1ヶ月でリセールが10万円以上違うということもざらにあります。
(この部分は、中古車を流通させるためには型化された情報が必要なので致し方ない部分とは思いますが)

※レクサス工場出荷目安

レクサスRXの最終評価

funmobiではコスト・機能・デザインのバランスによって評価をしています。

新型RXはベースグレードで本体価格700万円前後からの乗り出し価格の設定となっており、最も安いモデルでもvesionLグレードのため、NXのように『ナビが3年しか使えない』、『9.8インチディスプレイ』、『HUD非搭載』、『ヘッドライトが単眼LED』という設定はありません。

モノコック形式の最上級SUVらしく、下位グレードでも所有欲を満たしてくれる点はさすがのパッケージングといえます。

滑らかな加速・静粛性・動力性能・品質の最も良いバランスを選びたい方はRX350h version Lが最もおすすめです。このグレードは770万円前後でのスタートとなっています。ただ、予算に余裕があればDRS(後輪駆動)とNAVI-AI-AVSが搭載される810万円前後スタートのAWDモデルを選ぶと良いでしょう。

個人的にはモノコック型として最上級SUVで所有欲を満たしてくれるRXはリセールも高く、やや過剰なおもてなしは減ったもののレクサスディーラーの上質な対応や3年間のオイル交換費用などを含んだ価格という隠れたコスパの良さを考えると非常によくできたパッケージングだといえます。

ただ、星0.5個落とした課題としては、日本にしては大きすぎるサイズ感という部分だけです。

※25年の年次改良でAWDモデルを中心にDRSが搭載されており、フル液晶メーターも採用されていることから星-1個から0.5個に修正しています。