2022年11月にフルモデルチェンジされた5代目LEXUS RXのモデルチェンジ・年次改良について解説していきます。
最新の2025年2月の年次モデルについてもまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
レクサスRXとは
トヨタ自動車株式会社より引用
ラグジュアリーSUVのトップとも言えるレクサスRXは、2022年11月に第5世代(ALA10/ALH10型)にフルモデルチェンジされました。
新世代レクサスの象徴とも言える、『スピンドルボディ』は塊感のあるデザインと旧世代のRXとの明確な差別化で高い所有欲を満たしてくれます。
今回の記事ではレクサスRXの最新の年次改良から、過去のRXの年次改良内容まで詳しく解説していきます。
新車購入を検討されている方から、中古車でどの年次を買おうか検討されている方まで広く役立つ内容ですのでぜひチェックしてみてください。
なお、レクサスRXの価格やレビューはこちらの記事で詳しく解説しています。
2022年11月レクサスRX フルモデルチェンジの内容
スピンドルグリルの押し出し感のあるデザインで世界的に大人気だった4世代のレクサスRXは、2022年11月に第5世代にフルモデルチェンジされています。
新しいデザイン言語である『スピンドルボディ』、ドライバー中心の心地よい内装の『Tazuna Concept(タズナコンセプト)』と新採用のパワートレインが特徴です。
主なフルモデルチェンジの内容としては以下となっています。
『レクサスRX スピンドルボディ』トヨタ自動車株式会社より引用
『レクサスRX 内装』トヨタ自動車株式会社より引用
- 新しいデザイン言語のエクステリア『スピンドルボディ』とインテリア『Tazuna Concept』
- ワイヤレスApple carplay/ナビ採用の14インチディスプレイ
- 新世代のパワートレイン(2.4l ターボ ガソリンエンジン、PHEV、DIRECT4)
- ドアハンドルにボタン開閉タイプの『e-ラッチシステム』を採用
- 最新世代の安全装備『Lexus Safety System+』搭載
- モデルはRX350 version L / F SPORT(ガソリン)、に加えて、RX450h+ version L(プラグインハイブリッド)、RX500h F SPORT performance(DIRECT4、走りに特化したハイブリッド)※半導体不足の影響で通常のTHSハイブリッドは当初ラインナップからは遅れています
- 後輪操舵システムDRSの採用(発売当初はRX500h F SPORT Performanceのみ)
『レクサスRX e-ラッチ』トヨタ自動車株式会社より引用
フルモデルチェンジされたレクサスRXは近年のレクサスRXの伝統とも言えるDピラーの『フローティングデザイン』を採用しつつも、スピンドルボディの採用、細かなサイド・エンジンフードのプレスラインによって、旧世代とは格段に質感が高まっています。
また、レクサスRXの内装では旧世代のアナログ時計などの採用は見送りされましたが、電動化時代を目指すにふさわしい14インチの巨大なナビディスプレイ(ワイヤレスApple Carplay / Android Auto採用)が搭載されており内装の質感も格段にアップデートされています。
このモデルでは高速道路での一部条件下でのハンズオフのクルーズコントロール、先進の安全性能『Lexus Safety System+』が搭載されています。
安全機能等の詳細はこちらの記事で詳しく解説しています。
2023年7月のレクサスRX 年次改良の内容
トヨタ自動車株式会社より引用
2023年7月の1回目のレクサスRX年次改良は、発売からあまり時間が経っていないということもありやや小規模な年次改良となりました。
大きな目玉としては、NXなど新世代のレクサスでお馴染みの2.5LハイブリッドモデルであるレクサスRX 350hのラインナップ追加となります。なお、細かな機能差ではありますが、高速域の走行安定性を高める『NAVI-AI-AVS(電磁可変サスペンション)』はRX350hのAWDモデルと、RX450h+、RX500hのみとなっています。
また、レクサスRXの発売当初にアンビエントライトが暗いというレビューがありましたが、今回のRXの年次改良でDレンジに入れるとアンビエントライトが減光する仕様についても改善が行われています。
2023年7月の主なRX年次改良の内容は以下となっています。
- 発売が遅れていたハイブリッドモデルRX350h version L(2.5Lハイブリッド)の受注開始
- Advance Remote Park機能の搭載モデル拡大
- ワイヤレス充電の充電エリア改善
- アンビエントライト(内装照明)の減光抑止
トヨタ自動車株式会社から引用
トヨタ自動車株式会社から引用f
パワートレイン | 特徴 | スペック |
---|---|---|
RX 350 2.4L ターボ エンジン | ・新開発の2.4lターボエンジンで力強い走りを実現 ・遮音材が最適化されており、NX350 Fよりもやや静か | ・出力:205kw/rpm(279馬力) ・トルク:430N・m/rpm ・車両重量:1870kg〜 ・WLTC燃費:11.2〜11.8km/ℓ |
RX 350h ハイブリッド | ・熟成されたTHS2ハイブリッドによる滑らかで上質な走りを実現 ・バイポーラ型のニッケル水素バッテリーを採用しており、 電気の出し入れが早くなり走行性能と燃費性能を高い次元で両立 (NX350hとエンジン、モーターは同じですがバッテリーがリチウムイオンのモノポーラ型から変更となり差別化されています) | ・エンジン出力:140kw/rpm(190馬力) ・モータ出力:134kw/rpm(182馬力) ・エンジントルク:243N・m/rpm ・モータートルク:270N・m/rpm ・車両重量:1,940kg〜 ・WLTC燃費:18.7km/ℓ-20.2km/ |
RX 450h+ PHEV | ・18.1kWhの大容量バッテリーを搭載しており、カタログスペックで80km以上のモータ走行が可能で、電動車の先進性のある走りと静かさを体感できる | ・エンジン出力:136kw/rpm(185馬力) ・フロントモータ出力:134kw/rpm(182馬力) ・リアモーター出力:40kw/rpm(54馬力) ・エンジントルク:228N・m/rpm ・モータートルク:270N・m/rpm ・リアモータートルク:121N・m/rpm ・車両重量:2,160kg〜 ・WLTC燃費:18.8km/ℓ |
RX500h DIRECT4 | ・2.4Lターボエンジン、フロントモーターとリアにeAxleを採用した走りを重視したパフォーマンスモデル ・電気の出し入れが早いニッケル水素のバイポーラー型バッテリーを採用 | ・エンジン出力:202kw/rpm(275馬力) ・フロントモータ出力:64kw/rpm(87馬力) ・リアモーター出力:76kw/rpm(103馬力) ・エンジントルク:460N・m/rpm ・モータートルク:292N・m/rpm ・リアモータートルク:169N・m/rpm ・車両重量:2,100kg〜 ・WLTC燃費:14.4km/ℓ |
RX350hなどの詳細はこちらの記事で詳しく解説しています。
2025年2月レクサスRX 年次改良の内容
トヨタ自動車株式会社から引用
国交省の認証問題などがあり、年次改良が遅れていたレクサスRXですが、2025年2月27日に2回目の年次改良が発表されました。すでに一般オーダーは25年1月下旬開始されており、ガソリンモデルを中心に半年以上の納期待ちが発生しています。
ここでは、最新のレクサスRX年次改良モデルの内容を解説していきます。
まず、全車種に適用される目玉としては、12.3フル液晶メーターが採用となります。ついにレクサスRXにもLS・LBX同様に最新世代のメーターデザインとなりました。乗るたびに目にするエリアのわかりやすい改良となるので、この部分だけでも年次改良前モデルからの買い替えをしても満足度は高いと思われます。
トヨタ自動車株式会社から引用
次に、乗ってわかりやすい変化としては、イルミネーションの変更+後部座席の静粛性向上です。側面窓ガラスが『遮音ガラス(アコースティックガラス)』となり静粛性が大幅に向上されている点も見逃せないポイントです。
まず、イルミネーションの追加についてはセンターコンソール部分に照明が追加され、またイルミネーションの輝度も高められているため、やや物足りないと評判だった室内イルミネーションが改良されています。
最近はゲーミングPCのように目立つイルミネーションの内装も増えてきているなか、レクサスはドライバーが集中できる光量の模索をしていると推察できます。
トヨタ自動車株式会社から引用
次に、遮音性の向上については後部座席に遮音ガラス採用+エンジンノイズの低減を目的としてインストルメントパネルに吸音材が追加されたことで、従来モデルよりもより静かで快適な社内空間が実現されています。なお、RX500hモデル限定とはなりますが、遮音性強化に伴い、走る愉しみを実現するためACS(アクティブサウンドコントロール)がチューニングされているため、スポーティーな音を楽しみたい方はRX500hを選択すると良いでしょう。
トヨタ自動車株式会社から引用
モデル限定にはなりますが、RX350h AWD, RX450h+にもついにDRS(後輪操舵システム)が搭載されています。DRS搭載のレクサスRXは街中での最小回転半径が5.4m前後となり、よりコンパクトなレクサスNXより小回りが効くため都内でも運転しやすくなっています。
トヨタ自動車株式会社から引用
最後に、細かい部分の改良としては『RXのF SPORTモデル』にホワイト内装が追加されたり、『RXのVersionLモデル』にダークグレーメタリック塗装+切削光輝のホイールが追加されています。
2025年2月の主な年次改良内容は以下のとおりです。パワートレイン周りではDRSが採用されているため、RX350h AWD / RX450h+のモデルを検討されていた方にとっては、大きな改良となります。
- RX350h AWD / RX450h+にDRS(後輪操舵システム)搭載
- 後部座席側面ガラスに『遮音ガラス』採用、吸音材の追加などの静粛性改善
- 走行安定性能の改善(AVS、EPS、シャシーのセッティング最適化)
- Version Lグレードにメーカーオプションの専用ホイールの追加(切削光輝)
- F SPORTグレードへのホワイト内装追加
なお、年次改良に伴う価格変更はDRSが既についていたRX500h F SPORT Performance, DRSの採用が見送られたRX350、RX350h 2WDでは+2万円程度の価格改定となります。遮音性向上+フル液晶メーターなどが採用されているにも関わらず、このレベルの値上げで抑えてきたレクサスは流石といえます。
DRSが採用された、RX350h AWD / RX450h+は、ややコストアップの幅が大きく15万円前後の価格変更となりました。
ムーンルーフなどのリセールに効くメーカーオプションを追加した乗り出し価格としてはRX350 F SPORTで770万円前後、RX350h version L AWDで840万円前後、RX450h + Version Lで920万円前後を見ておくと良いでしょう。
参考までに前回のRX年次改良時の希望小売価格と、今回の25年2月のRX年次改良の希望小売価格表は以下の通りです。
前回年次改良の価格表
トヨタ自動車株式会社から引用
今回年次改良の価格表
トヨタ自動車株式会社から引用
1点残念な点としては、RX350h、RX450h+にF SPORTモデルの追加がなかった点となります。
こちらのモデルを狙っていた方は、次の年次改良に期待しましょう。
また、RXのそれぞれのモデルの特徴の詳細はこちらの記事で詳しく解説しています。